こんにちは! 理系スタイリストのNAGです。
ファッションの正解は人それぞれ。
でもそれは科学(客観的データ)×心理(個人的嗜好性)で説明できます。
是非、私と一緒に、「あなたが本当に着ていて自信の持てるコーディネート」を探してみませんか?詳細はこちらの診断メニューをご覧ください。
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中高生の皆さん、あるいはご家族の皆さん。
小さい頃からジーンズを着慣れている方であれば、この記事はあまり参考になりませんが、いわゆるジーンズは布が固めで脱ぎ着がしにくく、洗濯しても乾きにくいなどの理由で、あまり着ることなく中学生、高校生になったという方が多いのではないかと思います。
しかし、ジーンズはカジュアルアイテムとして、やはり一本は持っておくと良いと思います。
特にあまりおしゃれに興味のない方は、自分で洋服を選ぶ楽しみの第一歩として、ジーンズを選択肢に考えることができるようになると、私服でのアクティビティーをより楽しめるようになるのではないかと思います。
ただ、私自身この記事に書いたように、店員さんには申し訳ないのですが、ジーンズ店のあの佇まいは非常に敷居が高いのです。
そこで、今回はジーンズ事始めについて書いてみました。
まずはストレートジーンズでジーンズに慣れること
ジーンズは千差万別で、どれを履けばよいか迷ってしまいます。
もし、特別なこだわりがない場合は、まず最も基本的なストレートジーンズを履いてみましょう。
お店選び
やれリーバイスだのLeeだのと、有名ブランドジーンズを今すぐに買う必要もありません。
今はイオンにもGUにもユニクロにも無印良品にも、比較的安価なジーンズが販売されています。試着のハードルができるだけ低いお店に行きましょう。




この中でも私のオススメはイオンのPB(トップバリュ)ジーンズです。
えー。イオン~?と言うなかれ。
イオンのジーンズはサイズのバリエーションが、有名ブランドジーンズと同じぐらい豊富にそろっています(ウエストは76㎝から3㎝刻みで94㎝まで7種類。股下は68㎝から5㎝刻みで78㎝まで3種類の合計21種類の驚くべきサイズ展開!)。
また、トレンドではなくド定番のストレートが置いてあります。
ここでサイズをきちんと知ることで、有名ブランドジーンズに行っても臆することなく、自分のジーンズが選べるようになります。
時間帯と所要時間
折角行っても混雑していて試着室がいっぱいだと、ゆっくり選ぶことができません。
できるだけ他のお客さんが少なく試着室が空いている平日や、開店直後、あるいは閉店直前の時間帯に行きましょう。
また、少なくとも1時間ぐらいの余裕をもって、ゆったり選びましょう。
信頼できる人についてきてもらうのがベター
頻繁にサイズ替えをすることが多いので、誰か信頼できる人に同伴してもらうと良いでしょう。
(そんなときにパーソナルスタイリストを使っていただけると嬉しいです)
色味を決め打ちしよう
ジーンズは大抵、インディゴブルーと呼ばれる濃い青と、ライトブルーと呼ばれる明るい青の2種類の色味があることが多いです。
この2つはかなり印象が異なりますので、ここでどちらの色味が良いか決めてしまいましょう。
パッと見たときの好き嫌いでも、もちろんOKです。
また、見た目の一般的な印象としてはインディゴブルーは少し上品になり、ライトブルーはよりカジュアルになります。
もし迷ったら、いつも着ているコーディネートを考えてみてください。
例えばいつも襟付きのシャツとかポロシャツなど比較的きちんとした印象のアイテムを着ることが多いのであれば、インディゴブルーを選ぶとしっくりくるかもしれません。


逆にTシャツとかパーカー、ジャージなどをよく着ているなら、ライトブルーだと違和感がないかもしれません。


そこから、自分のウエスト幅に近い、わからなければ少し大きめのサイズを2,3点選んで、試着室へ持っていきましょう。
サイズは大きいものから履いて自分のサイズを知ろう
いよいよ試着です。
最初が肝心ですよ。
まずは大きめのサイズから履いてみましょう。
ジーンズを履いたことのない方は、ゴワゴワした感触に違和感を感じるかもしれませんが、それがジーンズというものです。
この独特の風合いがコーディネートの幅を広げてくれるので、ここで挫折せずにもう少し履いてみましょう。
どうでしょうか?
腰がブカブカ?
太ももがキツイ?
色々なケースが考えられますが、とにかく違和感があれば、落ち込まずにすぐに他のサイズを試してください。
面倒がらずに色々なサイズを試してみよう
いつも自分はSだからとか、Lだからとか、そういう感覚から離れて、(自分が)快適かどうか、かっこよく見えるかどうかを一番に考えて試着を続けましょう。
また、逆にこれはピッタリだと思っても、それより小さいサイズ、大きいサイズも試してみてください。
そういうわけで、貪欲にサイズは確認した方が良いので、同伴の人の助けがあるととても助かります。
次から次へと違うサイズを喜んで持ってきてくれて、また、シルエットもポジティブな視点からほめてくれる人と一緒に行くと楽しいと思います。
そうすれば必ず、これというジーンズが見つかると思います。
さらにありがたいことに、最近、丈もあらかじめ日本人に合わせて短めに設定されているジーンズも沢山あります。
運が良ければ店員さんを呼んで裾上げしてもらう必要さえないかもしれません。
慣れたらストレート以外の形も試してみよう
いかがでしたか?
お店に行ってみたくなりませんでしたか?
ストレートジーンズはあくまでも基本ですが、最近は、生地や形などが多様化し、それぞれ異なった印象で履きこなすことのできる面白さがあります。

また有名ジーンズにはそれぞれ色々な蘊蓄やこだわりがあって、ビンテージジーンズやハイブランドジーンズの魅力にどっぷりとはまってしまう人もいます。
ただ、あくまでもジーンズは19世紀にアメリカのゴールドラッシュ時代に開発された労働服で、本来誰もが気軽に着れるアイテムです。

最近は化学繊維などが台頭し、ジーンズよりももっと楽に、かつスタイリッシュに履けるパンツが多く市販されています。
そんな中、あえてわざわざ苦労して自分のサイズを見つけるのは何とも面倒かもしれませんが、是非、ジーンズもあなたのワードローブの仲間に加えてみてください。