こんにちは! 理系スタイリストのNAGです。
ファッションの正解は人それぞれ。
でもそれは科学(客観的データ)×心理(個人的嗜好性)で説明できます。
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今回の記事は3話続きです。
第1話:綿花やダウンに替わるか、カポック繊維の可能性
第2話:サスティナブルナ繊維原料とは
第3話:カポック繊維原料は沖縄にだってあるんです
実は、カポック繊維のことを初めて知ったとき、沖縄にもあるよね。と思いました。
最初に沖縄に来た時に私はこの木を見てびっくりしたのです。
木にフワフワが沢山ついている…!!
そしてそれはある時期、雪のように降ってきます。
最終話ではそんな不思議な沖縄の木を紹介します。
トックリキワタ
まさにこの琉球新報の動画をご覧いただければ、この不思議さが実感できるのではないかと思います。
私もトックリキワタを見ると写真を撮影してしまうので、それを掲載しますが、なぜトックリキワタというかというと、その樹形をみていただければ一目瞭然です。
本当にトックリのように、中央が太くなっていて、いわゆるエンタシス型なのです。
しかも幹に鋭いトゲがついている。
11月の下旬、きれいな肉厚のピンクの花を咲かせて、その後実をつけて、こんな綿ができるのです。
木にフワフワの綿が乗っかっている画…本当にファンタジーです。



(先に実がなってそれがはじけます)
面白すぎて、以前これを集めてマスコットを作りましたが、風合いは普通の綿と遜色ありませんでした。しかし、フワフワすぎて飛び散りやすいのが難点です。
そして、沖縄の面白い話題を集めたDEEokinawaのサイトでも取り上げられていました。
もしかしてすでにこれを繊維として産業利用している企業があったりして…と検索してみましたが、まだ本気でこれを繊維原料として利用しようとしている人はいないようです….。
結構、どこにでもある木ではあるのですが、確かに実がなる年とならない年があるので、それも原因でしょうか?
私は沢山の綿をたわわに実らせたトックリキワタの、あの幻想的な光景を見てしまってからというもの、この木が結構気になっていて、いつか役に立つのではないかと思いを馳せています。
そういう意味でカポック繊維にもちょっと頑張って欲しいと思っています。