こんにちは! 理系スタイリストのNAGです。
ファッションの正解は人それぞれ。
でもそれは科学(客観的データ)×心理(個人的嗜好性)で説明できます。
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以前の記事で、ピップエレキバン50周年記念企画である「コリナイ・プロジェクト」における肩コリにやさしいファッションコレクション「コリナイ・コレクション」について書きました。
最終選考に残った5つのデザイン画は10月中旬にファッションショーとしてお披露目があったそうです。
すっかり忘れていて、本日HPを見に行きました。
うわ~!!!その通りに出来てますやん!!
流石デザインを勉強されているだけあります。HPを見ていただければ一目瞭然ではあるのですが、私の個人的な記録としてこちらにも残しておきたいと思いましたので、引用させていただきます!
最終選考に残った5作品
物理的に肩こりをゼロにする2作品
Walking with Your Shoulders:プリンセスシオンさん


実物の方が断然いい!
白いシャツがデザイン画よりもかなりデフォルメされているためでしょうか?
支える人も必要なファッションというのが斬新すぎますね。
対象者の負担を減らすには、請け負う存在が不可欠であるというようなメタファーを感じます。
light:Asさん


デザイン画通りの出来栄えですが、それよりもよりポップに仕上がっています!
全体的にパステルカラーで統一したことで、よりロマンティックなイメージが強調されたような気がします。
もし将来的に、洋服にこのような浮遊感を持たせるような新しい機構が現れたら、ファッションで魅せるシルエットが大きく変わる可能性があるのではないかとか思いました。
人間工学的な視点で真面目に考える
変幻自在 ~生き生きと過ごせる世の中を~:高橋知優さん


真面目かつこのプロジェクトの趣旨を理解し、戦略的に取り組んでいるな…という印象があったのですが、本当に真面目な方による真面目な作品だったことに改めて敬意を示します。
コメント全文ママです。どうぞご覧ください!
「ラグランスリーブや立体裁断を応用し、着ると肩が後ろに引かれ、肩が凝る要因の猫背や前屈みなどを軽減。まちを切り替えで挟み、ファスナーで開閉できるようにし、いかなる時でも最善の着心地を意識したデザインです。さらに、首元のリブを固く、そして下を向きにくくすることで、スマートフォンを見るときに下を向くことができず、肩こりの原因となるポイントを解放する作りとなっています。また、緑色を首の後ろに配色することによって、着ている本人以外の人に、筋のリラックスを意識させます。」
どうですか?
すごく理論的で、着るだけできっと肩こりがなくなりますよ。これは。
そもそもスマートフォンを悪い姿勢で見ることができないようになっております!
いっそ寝ていたいという気持ちを服に込める
Comfortable Bed:Lee Han Yiさん


思ったよりも現実的だった。
着る毛布という服がありましたが、それよりもファンシーでいいですよ…。
怠惰な感じを完全に払拭しており、すばらしいデザインだと思います!

服を軽くする
シャボン玉:Choiさん


これも実物の方が断然良い!
シャボン玉以外のところをどうするんだろうとハラハラしていたのですが、きれいにまとめ上げていて本当にこんなデザインの洋服があっても良いかも..と思わせてくれます。
頭の飾りも帽子として完成されているように見えます!
しいていえば、靴ももうすこし工夫すると良かったかもしれないです。
実物になっているのがすばらしい..
デザイン画がこうやって実物になっていくのを見たのが初めてなので、デザイナーがどうやってやっているのかはよくわからないのですが、
正直、これ本当に作れるのかな….と思っていたデザインもあったにも関わらず、見事に実物以上の服に仕上がっていることにただただ感動しました。
デザイン系の学生さんはこのような勉強を日々しているんですね…。
きっと大変なことも沢山あるのでしょうが、本当に夢のある作品だなと思いました。
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