画期的な折り畳み靴の可能性はアウトドアシーンだけにあらず

装いと科学

こんにちは! 理系スタイリストのNAGです。

ファッションの正解は人それぞれ。
でもそれは科学(客観的データ)×心理(個人的嗜好性)で説明できます。
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「世の中には二種類の人間がいる。〇〇な人間と、△△な人間だ」という件の台詞が良くありますが、本当に世の中には二種類の人間がいます。旅行に行くとき、カバンにモノが必要最小限しか入っていない人間と、カバンに万一必要となるモノがすべて入っている人間です。

あなたはどちらでしょうか?

私は前者の人間なので、どれだけカバンを小さくできるかに血道を上げ、うっかり使わなかった余分なモノを持ち運んでしまったりすると、激しく後悔します。

私の理論では、ほとんどのものは出先において、特になくてもいいものなのでどうしても必要であればその時に考えれば良いと考えて、身軽な方を選びます。

しかし私の夫は後者の人間なので、もしものことを考えて、大きなカバンにありとあらゆるモノを詰め込みがちです。

彼の理論では、何かの時にあったらいいなと思うものが出先でなかった時のストレスを考えたら、持っていく方を選ぶのだそうです。

そんな私は旅行に予備の靴を持っていくということは絶対に避けたいことの一つです。

あんなに嵩高いものをわざわざ持ち運ぶなんてまっぴらごめんですよ!!
(というわけで、出張先に長靴が必要だった時には、長靴を履いて飛行機に乗った人間です)

…前置きが長くなりましたが、そんなストレスがフリーになる靴がこの度販売されたそうです。

まさかスリッパじゃないよね…?と思いつつ見ていきましょう。

これは….靴、下…ではなくてSpaadyです

なんじゃこら。

Spaadyという折り畳みシューズらしいです。

ニット生地でできていて靴下のような感覚でありながら、靴底はきちんと足を保護してくれるため、山道でも砂浜(水陸両用)でもアスファルトでも問題ないとのこと…。

アウトドアが大好きな代表者が(あ!この合同会社SVPコーポレーションが沖縄に拠点がありますね)あったらいいなと思い、「折り畳めるアウトドアシューズ」として自ら開発したそうです。

2021年 クラウドファンディングのMakuakeで9分で目標金額達成、最終的に250万円以上、307人賛同を集めた発明だそうです。

簡単ではなかった開発過程に共感

HPに開発工程が綴られています。

ほぼ最初から、完成形に近いプロトタイプができていますが、これだけ丸めてしまうと、長時間そのままにすると、樹脂部分に裂け目が出来てしまうそうです。

なるほど~。

最終的には、チップ状のプラスチックを集合体にしてソールにすることで、折り畳み特性を保持しつつ、断裂の問題を解決したそうです。

すばらしい!

今のところ、色がダークグレー、ライトグレーの2種類しかないのですが、人気になったらきっともっとバリエーションができるはずです。

ちょっと高いのですが、これも製造規模を考えると仕方ないだろうな..。

コンクリートジャングルをこれで駆け回る

デザイン性があくまでもアウトドアであることから、最初はピンと来なかったのですが、これはもっと頑張ればビジネスシーンでも売れるのではないかと思い始めました。

というのも、出張でずっとパンプスを履いていると本当に疲れます。

いや、展示会とか一日歩き回っていると本当に痛いんですよ。


夜、ホテルに戻って、ちょっと夕食を食べに出るときに、またこのパンプスを履くのか…と思うと、もう近場のラーメン屋で済ませたくなりますが、

これに履き替えたら、ちょっとぐらい遠くまで足をのばしておいしいお店を探索したくなるのではないでしょうか?

多少の雨でも問題なしですよね。

なんだかジワジワ欲しくなってきました。

アウトドアではなくアーバンユースで、しかも女性向けのを出してくれないかな…。もっとソール部分は浅くて、フラットパンプスのような….。

あとキッズ向けのもいいんじゃないか…とか思っています。