こんにちは! 理系スタイリストのNAGです。
ファッションの正解は人それぞれ。
でもそれは科学(客観的データ)×心理(個人的嗜好性)で説明できます。
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AIR FORCE 1というのは大統領専用飛行機のことではなくて、1982年にNIKE AIRを搭載した初のバスケットボールシューズのことだそうです。
2022年はAIR FORCE 1の生誕40周年とのことでこんな面白いモデルが抽選販売されています。
今回のモデルのコンセプトとともに、NIKEのゴツイスニーカーがあるということは知っていましたが、詳しくは知らなかったので、改めて調べてみました。
日本の居酒屋をイメージした「NIKE AIR FORCE 1 MID’07 LX “IZAKAYA”」

温かみのあるベーシュのスエード調生地とアイボリーのキャンバス生地に、黒いナイキのロゴ、後ろのコルクのようなラインなどは居酒屋の店舗のような雰囲気です。
そして、上の部分からゾロっと出ているのはレシートをイメージしているそうで、AIR FORCE 1の歴史が刻まれているとのこと。
さらに、左足のヒール部分にはサッポロビールのロゴのような赤色の星が刺繍され、右足のヒール部分には商売繁盛の縁起物とされる信楽焼のタヌキが印刷されています。
これを作ったのは東京のスニーカーカルチャーを世界に向けて発信しているFoot Locker atmos Japan合同会社だそうです。
様々なナショナルブランドとのコラボスニーカーや限定モデルをテスト的に打ち出したり、それによるマーケティングなどを業務としている企業です。
NIKE AIR とは
ところで、このAIR FORCE 1というのは、1979年に、靴にエアバッグを入れるという発想から生まれたNIKEの発明、AIRを搭載したランニングシューズが販売されたすぐ後に販売され、そのすぐれたクッション性にほれ込んだNBAのトッププレイヤーたちに愛用されたことで人気になりました。

さらにその後、AIRは改良を重ね、側面からAIRが見え、より多くの空気を入れたAIR MAXが販売されると、爆発的な人気を博し、特に1995年に販売された「AIR MAX 95」は販売から3年間、需要に対して生産が追い付かない状態が続き、「エアマックス狩り」などの犯罪が社会問題となりました。

なぜ 居酒屋モデル?
日本には居酒屋が30万件以上あるそうです。
外国人にとってはまずその数の多さに驚くのだそうです。

また、外国では通常、「レストラン」と「バー」は完全に分かれていて、基本的には前者は食事がメイン、後者は飲酒がメインの場所ということになっています。
日本のように、凝った食事をいただきながら、お酒も楽しんでわいわいガヤガヤおしゃべりをするという文化がないのだそうです。
来日して、母国にはない居酒屋に入り、食事とお酒、またその雰囲気を存分に楽しんだ外国人は、日本の「Izakaya」に対して強い印象を持って帰国するのだと思います。
今回、居酒屋をモチーフにした遊び心満載のリラックスデザインをNIKEのスニーカーに込めたことで、コロナ渦で来日できない外国人に対して、楽しい思い出とともに再び日本を思い出してもらい、いつかまた来日してほしいという思いがあるような気がします。